以前、大声を出してしまったりや暴言をしてしまう行動への対策としてスペイン産のゲーミング防音マスクを紹介しました。
でもこのマスクは見た目で却下となりました…防音効果は素晴らしいのですが。
ということで「見た目が良くて、防音効果のあるマスク」をあちこち探してみました。
前頭側頭型認知症の大声・暴言対策にも向いている？静音マスク
そして発見したのがこちら
サイプラス 静音マスク （Scene 二重マスク）
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サイプラス 静音マスク （Scene 二重マスク）のレビュー
見た目：★★★★☆
防音効果：★★☆☆☆
装着感：★★★☆☆
見た目はほぼ普通のマスクです。帆布風の表地がおしゃれ。構造的に布が何枚も重なっているためちょっと分厚いですがそれほど気になりません。顔に当たる部分の布はサラサラで柔らかいので肌触りは悪くありません。ただ、分厚いのでちょっと息苦しいです。普通のマスクのように耳にかけるだけなので装着もスムーズ。ただし耳ゴムが少し太いので耳の痛みを軽減する意味でもマスクバンド？があるといいと思います。
防音効果についてはまずまずといったところ。
前回紹介したMETADOX社 The PHASMAに比べたら「防音」という意味では相手になりません。
なぜならこのマスクは「静音」マスクだから。
本来の目的はコンサート会場や会議など静かにしていなければならない場所に行く時に、咳やくしゃみの音を抑えるためのもの。なので音は漏れます。
ただ、このマスクをするのとしないのとでは結構違うのです。
音量が抑えられるというか声がこもって遠くまで届かなくなるといったイメージでしょうか？
母が病院で大声を出してしまっても以前より注目を集めなくなりました。もちろん声は待合室に響き渡りますが、以前はあからさまに多くの人に声が届いていたのにこのマスクをつけると「あら？どこかで大声出している人がいる？」くらいの感じ。診察室の中から聞こえてるのかな？と思うほどです。
自宅で車に乗るまでの間も大声を出してしまうのですが、このマスクのおかげでご近所さんへのご迷惑も減ったのではないかと。
車に乗る前や病院に入る前にさっとつけるだけなので便利です。
ちなみに。分厚いマスクなので洗濯＆乾燥がちょっと大変です。洗い替えにもう1枚か2枚買っておくと良さそうです。
認知症の大声・暴言対策に静音マスクはおすすめです
前頭側頭型認知症でなくても認知症になると大声を出してしまう場合があるようです。本人はもちろん介護家族の皆さんにとっても辛い状況です。（こんなこと母には言えませんが、やっぱり病院で白い目で見られるのは恥ずかしいし悔しいんです…）
だけど大きな声を出せるのは癌が肺に転移している母にとって「元気のバロメーター」なのです。元気がないと大声すら出せません。ぐったりと車椅子に乗っているだけ。
本人のため・介護家族のためにもこういったツールは必要です。今回も介護用品とは別のカテゴリでの発見となりました。さらに言えば探して探して見つけたのがこれ1商品だけでした。私の探し方が悪いのかもしれませんが…。防音マスクは見つけられず、静音マスクとなりましたがこの商品が我が家の介護事情を助けてくれていることは事実です。いい商品を作ってくださりありがとうございます。（そうだ。メーカーさんにもお礼を伝えようっと）
実はこのマスク、METADOX社 The PHASMAが届くまでの間に「間に合わせ」で買ってみたものなのですが意外とこれが使えるアイテムだったんですw むしろ「このマスクで十分じゃない？」と思ってしまうほど。でも注文した後だったのでキャンセルもできず、The PHASMAへの期待はさらに高まりました。
母はマスクがちょっと苦しいのか、自分の状況に悔しさを感じているのか、マスクをガシガシと噛んでしまいますwなので洗い替え用にもう一枚購入しました。
思いつきだけれども、以前布ナプキン（a.k.a. おしっこパッド）用に買ってきたネル生地を使ってマスクを作ったら静音マスク作れないだろうか？もう少しだけ大きめで安定感のあるサイズで作ったら母も快適に過ごせるんじゃなかろうかと。ちょっとやってみよう。
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